共働き世帯でも専業主婦(夫)家庭でも、お金の管理がうまくいっていない夫婦は少なくありません。
「気づけば毎月ギリギリ」「貯金がなかなか増えない」――そんな悩みを解消するカギは、**夫婦で取り組む“家計見直しルーティン”**にあります。
今回は、実践しやすく効果が出やすい家計の見直し習慣を、ステップごとに解説します。
なぜ夫婦での家計管理が重要なのか?
1. 一人で抱え込むと限界がある
家計をどちらか一方だけが管理していると、相手が「お金の流れを把握できない」ため、支出が偏りがちに。
二人で協力することが、節約にも信頼関係にもつながります。
2. ライフプランを共有することで目的が明確になる
マイホーム、子どもの教育、老後資金など、「何のためにお金を使うのか・貯めるのか」を夫婦で共通認識にすることが大切です。
夫婦でできる家計見直しルーティン【毎月編】
① 毎月1回「家計ミーティング」
月初または給料日の後に30分でOK
先月の支出をチェック
今月の予算を話し合う
目標金額(貯金・投資など)を設定
Point:飲み物を準備して“カフェ気分”でやると継続しやすい!
② 固定費の見直しチェック
通信費、保険料、サブスクなどを一覧で確認
変更・解約できるものをピックアップ
電気・ガスの契約プランも半年に1度は見直しを
③ キャッシュレス明細を共有
クレカやQR決済など、誰が・何に・いくら使ったかを夫婦でシェア。
アプリ(マネーフォワードME、Zaimなど)を使えば可視化も簡単。
夫婦でできる家計見直しルーティン【週・日常編】
④ 週1回のレシート整理&記録
財布に溜まったレシートを一気に記録
アプリ連携 or 手書き家計簿でもOK
買いすぎた項目を共有して改善
⑤ 毎日の「支出ゼロデー」を設定
週に1〜2日、意識して“お金を使わない日”を作る
外食・コンビニを控えるだけでも大きな効果
夫婦でLINEで報告し合うと楽しく続けられる
見直しルーティンを習慣化するコツ
時間を決める(例:第1日曜10時に家計ミーティング)
完璧を求めない(できない週があってもOK)
褒め合う文化を作る(節約できたら「すごいね!」と声をかける)
「目的」を紙に書いて貼る(旅行・マイホームなど)
よくある質問(Q&A)
Q1. パートナーが家計に無関心なんですが…
まずは「ありがとう」と言うことから始めましょう。数字ではなく、目的(旅行したい、老後安心したい)を共有すると関心が生まれます。
Q2. どちらが家計簿をつけるべき?
役割分担でOK。夫が収入、妻が支出など、得意分野に応じて分けましょう。アプリ共有もおすすめ。
Q3. 毎月ミーティングする時間が取れません
1回15分でも十分です。朝食後・夜寝る前など、スキマ時間で大丈夫です。
Q4. 家計管理のゴールがわからない
目標金額(例:月3万円貯金、年間50万円の旅行費)を設定すると達成感が得られます。
Q5. どのアプリがおすすめですか?
「マネーフォワードME」や「Zaim」が人気です。口座・カード・電子マネーと自動連携できます。
まとめ
夫婦の家計見直しは、「お金の不安」だけでなく、「心の不一致」も減らしてくれる強力な習慣です。
今日から、月1回・週1回のルーティンを取り入れて、二人で安心できる未来を作っていきましょう。
まずは、今週末に“家計ミーティング”の予定を立ててみてください。